2月8日に行われた第1077回柳井市倫理法人会経営者モーニングセミナーは、「周防大島町の驚愕の歴史(人口問題と過去の歴史に学ぶ地方創生)」と題して周防大島町 町長 椎木 巧 氏の講話を聴きました。
日本全国で過疎化に進む地方自治体、周防大島町も例外ではありません。「誰もが主役になれる町」をキャッチフレーズに魅力あるまちづくりを進める椎木町長と行政の奮闘記をお話頂きました。
歴史に学ぶ過疎化対策として、江戸時代に周防大島町で人口が爆発的に増えた頃を分析されたそうです。その頃は、米や麦を栽培すれば、ほとんど年貢として取られてしまうが、サツマイモは野菜扱いであったので、作った分だけ自分のものになったそうです。塩田用の燃料を切り出した山の斜面にて、大量にサツマイモを作った結果、人口が増加し、また近隣へサツマイモや加工商品の販売ができ、経済的に自立できたことが大きいとのこと。
経済的自立が地方創生の原点であり、風光明媚な瀬戸内海の観光資源を生かしながら、交流人口の拡大に努め、観光から定住へとつながるような「幸せに暮らせる町づくり」の実現に向け、しっかりと取り組んでいくと力強く話す椎木氏、大島への愛が滲み出る、心温まる講話でした。
明治から大正にかけて、ハワイ、ブラジル、ペルーに大勢の移民が渡った周防大島町。本日のポーズは、姉妹島であるハワイ カウアイ島にちなんで ’ アロハ ’ です。
参加人数 34社 41名
過去に学び未来をつくる 毎週水曜日朝6時 ベルゼに集合