5月10日に行われた第1089回柳井市倫理法人会経営者モーニングセミナーは「快進撃を続ける「山口の地酒」、その理由!?」と題して、(株)はつもみぢ 代表取締役社長 原田 康宏 氏の講話を聴きました。
周南市にて、山口県産米で純米酒造りにはげんでいる原田社長、全国的に日本酒の出荷量が減っている中、快進撃を続ける「山口の地酒」の秘密をお話いただきました。
昭和48年の日本酒出荷量ピーク時には、山口県に150社ほどあった酒蔵も、現在は20社ほどになっている。当時は大手酒造メーカーの下請けをしている酒蔵が多く、日本酒の出荷が減ると共に仕事を失い廃業していった。残ったのは小さな酒蔵たち、そしてなぜか後継ぎの息子たちが帰ってきた。そんな酒蔵の後継ぎが集まって青年会を作り、切磋琢磨しながら、酒造りの技術や販売等いろいろなノウハウを高めていった。会社規模から普通酒を大量生産をすることが出来なかったので、少量で高級な特定名称酒、中でも純米酒をつくるしか生き残る道がなかった。これが時代の流れに乗った。青年会が立ち上げた東京でのイベントも今年で9回目になり、チケットはあっという間に売り切れるようになっている。今の課題は、地元で飲んでいただけるようになること。新しいチャレンジが始まっている。
これから人口減少社会では、量から質へと転換していかなければならない、その先鋒を切って進む若き経営者の言葉に、打つ手は無限、前を向いて歩む勇気をいただきました。
参加者数 26社 28名
ピンチをチャンスへ 毎週水曜日朝6時 ベルゼに集合