32歳の長男が通っていた中学校で1年に2名もの自殺者が出るという悲しい出来事をきっかけに、「このような社会に対し、自分に何か出来る事はないか」と山口市まちづくり達人養成塾を受講され、のちにNPO法人を立ち上げられた渡邉さん。NPO活動と企業・事業者との繋がりの可能性についての講話でした。日本青少年研究所の調査では、2人に一人が「人並みに能力が無いと感じている。」、3人に一人が「孤独を感じている。」、5人に三人が「自分がダメな人間だと思っている。」そうです。そのようなことで未来が造れるのか、世の中の矛盾を何とかしたい思いで、子供たちの学習支援などを通して「次の世代が笑顔で暮らせるまりづくり」をしようと活動されています。
行政による「制度の福祉」に対し「心の福祉」に取り組むNPOの仕組みも教わりました。
「社会課題を放っておけない企業と、社会課題に取り組むNPO。していることは違っても、めざす社会への『おもい』はおなじ」との言葉に、私達事業者も「支え人(寄附付き商品)」などを通じて支えあっていく必要があると思いました。