12月6日のモーニングセミナーは、「成熟社会 日本に求められる教育の在り方」ということで認定NPO法人カタリバの檜垣賢一さんの講話でした。学習院大学政治学科3年時にNY州立大学に1年間留学、政治哲学を専攻し人権について学んだそうです。今年3月に卒業し、来年9月よりロンドン大学大学院に進学予定の檜垣さんは23歳とまだ若いですが、講話の内容や話し方は法人レクチャラーの講話を聴いているようでした。
現在は益田市教育委員会でライフキャリアコーディネーターとして、将来の仕事に対する不安を抱える若者が、多様な価値観を持った大人と出会う機会を作り、人・まちづくりに貢献しようと活躍されています。
途中、臨席同志でロールプレイングを行いました。一方が、①影響を受けた人 ②選んだ理由 ③受けた影響 を発表し、聞き手はそれに対し質問をします。そして、「必ず、人はどこかのタイミングで人に影響を受けている。」ことを学習し、「自分なんて大したことない。」という自己肯定感が低い思いを、対話の力で「人は人によって大人になる。」ことを自覚し「自分も誰かに影響を与えている。」と自分らしく生き抜く力を養っていくそうです。
色々な経験を乗り越えて、日々前向きに生きている人との対話の重要性は若者に限らず私たちにも通じることです。
「日本が『どんな環境に生まれ育った人でも、自己発見・自己実現ができて、かつその多様性の中で共存が実現された社会』になるよう少しでも貢献することが夢です。」と語られる若い檜垣さんに日本の明るい未来を感じました。
参加者23名