先週に引き続き、会員スピーチは平岩陽子県女性委員長による富士研報告でした。家族への感謝を強く意識され、特に大切な人へ手紙を書く実習では日頃照れくさくて言えなかったご主人への感謝について書き、それを読んだご主人から感謝のメールをもらったエピソードを話されました。本日の朝の挨拶「夫婦は一対の反射鏡」にふさわしいスピーチでした。
さて、講話は宇部市倫理法人会で爽やかに司会進行を務められている琴崎八幡宮権禰宜(ごんねぎ)の畑中憲一氏による「日本の底力」でした。神職さんは世襲制かと思っていたのですが、資格を取ればだれでもなることができるという事、その資格にも数種類あるということを初めて知りました。
実家は建設業で高校時代は進学校でしたが甲子園を目指していたそうです。怪我で夢は挫折しましたが、大学時代に読んだ本に影響を受けアメリカやアジアなど海外に出かけ、グローバルに活躍したいとの思いで商社に就職されました。数年経って東日本大震災をきっかけに神社が減っている現状を知り、日本の伝統を守ろうと決意し神職の道に入られたそうです。神道は宗教ではなく「神の道」、神職は人と神を取り持つ仕事である。日本は世界最古の歴史を有する国であること、日本人は世界に誇る高い精神性を有すること、日本人にしかできないことがあり根底に「神道」という信仰があることなど日本人としての誇りを強く意識しました。
朝食後には、神棚を祀る意味(人智を超えた存在である「神様」を意識し頭を下げ謙虚になる)、お神札の祀り方、お供え物の配置について教えていただき、とても勉強になりました。
参加者23名