粒状農薬では国内生産量80%を誇る新富士化学(株)社長 椎木健一氏の講話でした。ホームセンターで売られている農薬や除草剤の裏のラベルをよく見ると製造元として新富士化学(株)が表記されているとのことです。身近に国内生産量80%を誇る会社があり驚きました。昔、周囲は田んぼだったところに家が建ち並び、臭い対策など近隣への配慮も怠りなく、また工場真横を走る山口線の列車の車窓からきれいな景色が見られるようにと隣接する敷地に芝桜を植えるなど優しさあふれる人柄を感じました。会社理念も「自然の維持管理に関連する事業として、社会貢献を図り、企業繁栄、社員の幸福を実現する。」と正に倫理を反映しています。
ベトナム戦争で使用された枯葉剤や発ガン性や環境汚染を疑がわれたり、悪いイメージの農薬ですが、今では農薬に関する法律に従って常に安全性を追求し改良され、正しく使用すれば安全性が確保されていると説明を受けました。
また、農薬を使用しなかった場合の収穫率の減少について、今後世界的な人口増加で食糧不足に陥った際の対策や遺伝子組み換え穀物の影響など考えていく必要があることも学ばせていただきました。
参加者29名