第867回MS 天地恵農園 山口中央 事務長 高田 智史氏
テーマ:『宇宙の心を開く ~自然農という生き方~』
藤澤香織事務長の会員スピーチは、先祖供養についての会員スピーチを聞いて、すぐに両親とともに父親の実家がある平戸に里帰りしてきた時の話でした。
認知症の祖母と両親の交流。父親が涙する姿を初めて見たという情景には、涙を誘われました。
高田事務長の講話は、天命を自覚して、農薬も肥料も使わない、自然の営みに沿った農の在り方を探求し続けている状況についてでした。
「人間本来の生き方を探求することである。」と説く、ジェーム・ススキナー氏との出会いから、自身の人生の目的をしっかりと設定し、実践されています。
「万人幸福の栞」と松下幸之助氏が残された言葉との共通性、そして最後に実際の取り組まれている農法と田んぼの写真から、高田智史事務長の実直さが伝わってきました。
通常、田植え機用の長さに育った数本の苗を水田に植えていくのに対し、1本の苗を耕していない、水もまだ入っていない田に植えて、後ら水を入れる農法です。それが、収穫時には通常より根株の多い稲に育つということに驚きました。農薬は使用しない、雑草も取らない全く自然に育った稲穂が色づく報告を楽しみに待ちたいと思います。
参加者31社31名(当該単会18社18名)