倫理法人会は、一般社団法人倫理研究所の法人会員によって組織された会です。倫理研究所は、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律のもとで認可された民間の社会教育団体です。倫理法人会は、心の経営をめざす人々のネットワークを拡げ、各種活動を通して地域社会に寄与することを目的に、47都道府県、各市・区単位に設立されています。
昭和55年、全国に先駆けて千葉県倫理法人会が設立されたのを皮切りに、各地に波及し、現在、47の都道府県倫理法人会に加え、670ヵ所に市・区単位の倫理法人会を設立。会員数は62,000社にのぼります。(平成26年8月末現在)
倫理法人会が追求しているのは、いわゆる経営倫理ではありません。「経営における倫理」ではなく、倫理経営、つまり「倫理による(基づく)経営」なのです。
倫理法人会が拠り所にしている倫理とは、純粋倫理、すなわち「実行によって直ちに正しさが証明できる生活法則」です。旧来の道徳の精華も包摂し、日本の伝統的な精神性に根ざした、平易にして深淵なその哲理を、多くの経営者が求めはじめています。なぜでしょうか。
それは日本の社会から「倫理の垂直軸」が消失しかけているからです。
世の中のリーダーである経営者諸氏が、真摯に倫理経営を実践し、その輪が広がることで、企業は確実に変わり、日本はよくなり、そして救われるのです。数の目標を含み超えたその大目標に向かって、我々は雄々しく前進しなければなりません。 勢いづく時代の風を受けて、さらに大きく飛翔してまいりましょう。
一般社団法人 倫理研究所 創立者・丸山敏雄
1892(明治25)年5月5日、福岡県豊前市生まれ。広島高等師範学校を卒業し、師範学校などの教諭として奉職。37 歳で広島文理科大学に入学。日本の精神文化、歴史を探究するとともに、書道や短歌など芸術分野でも研鑽を積む。1938(昭和13)年に「秋津書道院」、1946(昭和21)年に「しきなみ短歌会」を創設。さらに、長年にわたる宗教や道徳などの研究を土台に、自らの実践、体験を積み上げながら、「人間生活のすじみち」を研究し続け、それを純粋倫理と名づけた。その後、数多くの論文を発表しながら純粋倫理を体系づけることに力を注ぐ。
1945(昭和20)年に倫理運動を興し、「新世文化研究所」(現・倫理研究所)を創立。自ら陣頭に立ち、一人でも多くの人に純粋倫理を伝えるべく、教育や講演、執筆に身命を賭す。『万人幸福の栞』『無痛安産の書』『人類の朝光』など著書多数(全て新世書房刊)。 1951(昭和26)年12 月14 日逝去。
一般社団法人 倫理研究所 (外部リンク)