本日は徳島県からお越しいただいた富田法人スーパーバイザーの講和。
まずは前日のナイトセミナーの総括から話がスタート。地球倫理を推進しましょう。地球の恵みに感謝し、環境破壊への罪滅ぼしを意識し、地球に優しくしよう、節水など自分に出来ることを実践しましょう。地球倫理が我々の倫理活動の全てだと。
講和のテーマ「父・母への思いと気づき」を自身の生い立ちを交えて講和が進みます。
昭和33年、東京タワー、関門海峡トンネルが完成し日本が復興の兆しを見せ、世界に認められた年。同年に倫理法人会も立ち上げられた。名だたる経営者が会に参加。そんな年に富田氏は生まれた。
富田製薬の創業者、富田久三郎は炭酸マグネシウムを作る決心をして、明治10年に日本で初めて生産。よりよい海水・塩田を求め徳島県鳴門市へ。明治26年創業。現在は透析患者のための透析液生産がメインでシェアは日本一。482名の従業員。講師の富田氏は5代目の社長となる。
父親を会社の中興の祖として尊敬している。若くして会社を継いだ父親が、ある日交通事故に会い、病院の入退院を繰り返しながら仕事に励んだ。母親も父親につきそって懸命に働いた、そんな姿を見て夫婦のありかたを学ぶ。父親は治療のため、薬漬けで肝硬変から肝臓ガンへ。父親がいきなり亡くなってしまう。富田氏は若くして社長となり、その時初めて社長業の大変さがわかり、父親のようになりたいと思ったと。
昔は家業を継ぐこともプレッシャーで逃げていた。しかし大学入学で人生を変えようと覚悟。普段運動はしていなかったが、なんとか自分を変えようとアメフトを始めた。また炊事洗濯など自分でやり始めて、初めて母親の偉大さを感じた。一人寝てるいる時に涙が出るほど、母親への感謝の気持ちが芽生えたと。
両親に恩返しができているか?亡くなってしまったらどうしようもない。後悔しか残らない。そんな後悔に気づくなら、そうならないように生きろと教えてもらった。
誰にも本がある、それを見つけてほしい。本を忘れず末を乱さず。自分の本をしっかりと認識し、社員に感謝、お客に感謝、両親に感謝。人生後悔せずに生きて欲しい。人生を後悔しない生き方をするには、自分の拡充が大切。なんでも一歩踏み出し、やると決めたらやりきる。結果は後から付いて来ると締めくくられた。
参加者38社41名でした。ありがとうございました。